大槌町民はあったかい~初めて大槌を訪れて~

 

はじめまして!大槌プロジェクトのメンバーの勝俣早紀です!

今回はメンバーになって初めての活動となります。

どうかあたたかい心で読んでください(笑)

 

 

初めて大槌を訪れて

人のあったかさに気付いてしまいました。まず初めに会った、今回泊めてくださるお母さんである八幡さん 。そして八幡さんとともに働いていらっしゃる方のあったかさ。会って早々まず初めに私たち二人の体調を心配してくださるんです。

 

「夜行バスで疲れてない?大丈夫?」って。

(真ん中が八幡さん)

 

お仕事で忙しいのに。その次に大槌町内の地域コミュニティ再生のサポート役の祝田さん、生利 さん。たくさんのことを語ってくれる上に、私たちが渡した些細なお土産に対してお礼とか言って美味しいご飯ご馳走してくださるし、大槌の絶景スポットにどんどん連れてってくださるし、もう優しすぎ!!(笑)それに相談とかお願いとかあったらいつでも連絡してよ?なんてお心強いお言葉いただけて。

 

なーんでそんな私たちにあったかく受け止めてくれるの?って不思議になるくらい。

 

(ご馳走していただいたカツ煮!!美味しすぎました~)

 

大槌の方々のあったかさの秘訣

 それは地元愛、大槌愛だと思います。東日本大震災によって見違えるほど変わり果てた町をまた元のように戻したい。前のようにふつうで、穏やかな生活を取り戻したいと。

 

祝田さん曰く、だから私たちのように外部の人間が大槌町のために力を貸してくれるのが嬉しいのだといいますう。その感謝の気持ちが“義”に従うことによってきっと優しさを生み、そして私たちにあったかさを伝染させてくれる。そう思います。

 

このあったかさを知ってしまったら絶対誰もがこの町のとりこになる。この町の力に少しでもなれたらなって思うようになる。私はそう確信しています。

 

実際、この優しさを知っている町民などは津波で何もかもなくなった土地にまた家を建てています。もちろん事情があって大槌町に戻れない町民もいると思います。でも新しい家がどんどん建てられているのは事実です。

 

戻れない町民がいる原因とは

さっき言ったように、優しさを知っているからまたこの町に住もうと思う住民はたくさんいるはずです。さらに、経営者やリーダー育成プログラムを行っている未来創造塾 に通う大槌町の子どもたちは震災復興で外部から応援にくる人を見て、人に愛される人になりたい。人の助けになりたい。と思い、この町に戻って力になろうと考えているそうです。

 

 

でも、働き口が足りていない。

 

 

 

それが戻れない主な理由です。また、やはり都会で自分の力を試したい、発揮したいと思う若者も少なくありません。でもそれに対して祝田さんはこう言います。

 

 

 

「”自分はそこでどう生きるか”それが重要なのだ」と。

 

 

 

例え地方の会社に就職しても、熱意があれば、考え方が変えられれば、東京に出張することも出来るんだよ。人は能力が1~10、熱意が1~10、考え方が+10か-10。だから地方でもその人次第で満足に仕事ができる。実際に祝田さん自身がそうだったそうです。

 

 

なるほど。

 

 

自分の人生を豊かにするためには、場所にこだわる必要はなく、自分がどう頑張れるのかが大事なんですね。

 

とにかく私は大槌町に一度足を運ぶことをお勧めします。きっと町民のあったかさに心癒されます。

 

初日をあたたかく迎えてくださった皆さん、ありがとうございました!!

 

(文/さき)