自転車屋さんとカフェの合体!?~大槌町で始まる新たなる挑戦~

 

こんにちは!

最近関東では桜が満開のところが増えて来ましたね(*^^*)

 

四季の中で春が一番好きなので、

この頃春のお花を見てはルンルンのさきです!

 

とはいっても、

お花見となるとついつい食べ物に目を輝かせてしまうような、花より団子派の私。

 

 

甘いものだ~い好きなので、今回の滞在中、大槌町でとあるカフェを営む内金崎さんに、お仕事の合間を縫って取材させていただきました!ご協力ありがとうございました!

 

岩手県大槌町の中心に位置する、文化交流施設おしゃっち。

 

そのお向かいに建つのが、自転車屋さんとカフェを組み合わせた、その名も「チャリカフェ」さんです。

去年の春開業したばかりです!

しかしなかなか珍しい組み合わせですよね(笑)

 

カフェの方は自転車色に染まっている??

と思いきや、そんなこともなく、誰でも入りやすいオシャレなカフェです。

 

メニューは彩りよくバランスが整った健康的な定食がそろっていて、女性うけする感じです。

私たちもこの間いただいたとき、見た目にも、味にもルンルンしながらいただいてました♪

 

 

店内にはキッズスペースも設けられていてママさんにも配慮されています!

 

そんな今どき風なカフェですが、もとは大正時代から代々つづく自転車屋さんでした。

 

 

なぜ「チャリカフェ」が生まれたのか

 

自転車屋さんだけでは、経営が苦しかったからだそうです。

 

 

あの日、多くの犠牲者を出した東日本大震災ーーー

 

 

それから人口減少が加速する大槌で生きていくためには、自転車だけではだめでした。

 

 

そこで出した答えがカフェ経営。

 

 

自転車屋さん4代目となる内金崎さんが、奥さまの作るケーキとお母さまの作る大福があればできると提案したそうです。

 

それだけ美味しさに自信がありました。

 

 

名物「御社地大福」

 

そんな風にして生まれたチャリカフェさん。

 

名物は「御社地大福」

 

 

御社地というのはそこの地名で、岩手県に2つしかない天満宮の1つがその地区にあったのだそうです。

 

甘さ控えめできめが細かく舌ざわり抜群なあんこと、それをたっぷり包むとろけるようにもちもちのお餅。

相性抜群です!!

 

本当に美味しい。

花より団子派の私も幸せです。

 

ツアーの参加者もおいしさのあまり、

しおりにこう書き込みました。

 

 

「大福うま。」

 

 

全てを物語っています。笑笑

 

 

忘れられない味

 

この大福、実はお母さまが子どものころ近所にあったお店の大福の味なんだそう。

その大福が大好きで何度も何度も通っていたそうです。

そういう忘れられない、やみつきになる味ってありますよね^^

 

そこでお母さま、自分でその味を再現してしまいました!!

 

すごい、、!

そう、チャリカフェ名物の大福の味は、お母さまの子どものころの思い出の詰まった味なのです。

 

 

しかしお母さまお手製の大福、そう簡単に商品登録することはできませんでした。

日持ち検査に合格したり、添加物を使わず、自然のものだけを使うようにしたり、、、

 

 

震災の影響でお店を建てたくても建てられない間、

試行錯誤を何度も重ねました。

 

 

そうして完成したのが私を含め皆さんを虜にしてしまう今の大福です。

 

実はこの大福、あんこから手作りされているのです。

 

自分の子どもの頃の思い出の味に似た、自分風の味を求め続けて、なんとあんこ作りに4~5時間かけていらっしゃいます。

 

 

いや~、愛がこもっている。

しかし、最近はありがたいことに注文も増えてきていて、

ほぼ毎日あんこ作りという大変な作業をなさっているそうです。

 

 

お母さまの体力的にも辛くなってきました。

 

 

そこでご決断なさったのが

クラウドファンディングで集めたお金であん練機を買う

ということ。

 

 

↓↓↓詳細はこちら↓↓↓

https://youtu.be/lD1UNepjW8Q

 

チャリカフェさんのクラウドファンディングサイト

 

 

4~5時間のうち1時間半くらいはあんを手で練るらしく、相当体力を使う作業です。

しかしあん練機があれば体力も消耗せず、あんこの味も食感も変わることがないそう。

 

 

昔ながらの懐かしい味に、お母さまの愛情もあんこもたっぷり詰まった大福を食べて笑顔になる。

 

 

 

大槌の中心にある一つ屋根の下で、そんな笑顔の空間がこれからもずっと続いていきますように。

 

 

 

クラウドファンディングが達成されること心よりお祈りしております^^

 

(文/さき)