東北でヒッチハイク!!車の中で僕が聞いたあの日のコト。

 

お久しぶりです!

 

広大です!

 

2018年、3月。

 

僕は今、取材活動で東北は岩手県に来ています。

 

 

 

皆さん、覚えていますでしょうか?

 

 

15,000を越える数の命を奪った東日本大震災

 

あの日から7年が経とうとしています。

 

津波による大きな被害を受けた岩手県沿岸部ですが、現在7年という月日をかけ、徐々に復興を遂げてきています。

 

「復興を、遂げてきています」

 

しかし、そんな簡単に言えることではありません。

 

そこには、復興を支えた外部からのボランティアの方々の努力や現地の方々の底力、

なにより、

人の「あったかい心」があったからこその復興だと思います。

 

 

今回の取材は、”7年前”ではなく”イマ”です。

 

困難を乗り越えた彼らの「あったかい心」を取材してきました。

 

 

3月8日。

夜行バスで盛岡についた僕らは、取材先である大槌町に行くために東へ100kmほど、移動する必要がありました。

 

移動手段として、僕らが選んだのは…    ヒッチハイク!!

ヒッチハイクを選んだ理由はこんなところです。

 

➀ 単純に交通費をかけなくてすむから

➁ 乗せてくれた人の「あったかい心」に触れられるから

➂ 3.11のときの様子を聞けるかもしれないと思ったから

 

などなど、今回の取材にうってつけの交通手段な気がしたからです!

あとは個人的に、やってみたいという気持ちもありました。

 

盛岡は都会ですから、乗せていただける車を見つけるのにそこまで苦労はしませんでした。

すんなりと乗せていただき、花巻まで連れて行ってもらいました。

 

ただ、

 

そこからが問題だった。

 

盛岡と比べ、花巻は圧倒的に交通量が少ない!

 

 

場所を変えながら、ヒッチハイクを続けますが、なかなか停車してくれる車はありませんでした。

 

そんな中、僕らのスケッチブックを見て、

 

申し訳なさそうに「ごめん!」という仕草をしてくれる運転手さんや、

首を横に振ってくれる運転手さん、

反対車線から「がんばれ!!」と声をかけてくれた運転手さんがいました。

 

あぁ、こんなところにもあったのか。あったかい心が。

 

 

 

しかし、時間は刻一刻とすぎ。

さすがにもう諦めて電車で移動しよう。

 

と、思ったその時でした。

 

「途中までだったら乗せてってあげるよ!」

 

そんな声が聞こえました。

 

いやぁ、岩手の方々。本当にあったかい。 胸がジーンとなりました。

 

乗せてくださったのは、岩手県在住の滝田さん。

消防士さんだそう!!

 

めちゃくちゃ親切で優しい方で、

 

なんと、途中ラーメン屋さんで餃子をおごってもらっちゃいました!!

それも、20個も。笑

 

本当にありがたいです。

移動中、3.11の当時の話をすこし聞かせていただきました。

 

 

3.11

2011年3月11日、滝田さんは地元である花巻を離れ盛岡まで買い物に行っていたそうです。

地震が起き、混乱の中、車で数時間待機していたそう。

余震も続いていたそうですが、幸いにも盛岡は内陸のため津波の被害にはあわず、

花巻へ向かって帰宅しようとしたんですが、

 

帰路は、停電。

国道4号線は、真っ暗。

 

そんな中、花巻へ戻り家族の安否を確認したそうです。

 

実際にあの時、あの場所にいた方の口からリアルな話を聞いた感想は、

 

怖い。

 

というのが、正直1番でした。

 

 

最後に 「ありがとうございました!」

 

 

結局、電車で移動することにした僕らのために滝田さんは花巻駅まで送ってくださいました。

 

本当にありがとうございました!!!

 

 

そんなこんなで、

 

ヒッチハイクをやってみて感じたことは、ズバリ!

 

出会いの可能性

 

です!!

 

たった、2時間程度の関係でしたが、かけがえのない出会いの数々。

 

これはヒッチハイクでしか経験できないものだと思います。

 

皆さんもやってみてはどうでしょう??

 

貴重な出会いほど一期一会ですから。

 

 

(文/広大)